子どもの「口腔機能発達不全症」とは?

 

こんにちは♪

けいこです。

 

あなたは、何でも

よく噛んで食べられますか?

(アレルギーや味の好みを除きます)

 

硬い物、軟らかい物、

パサパサしたもの、

タココンニャク

イカ焼き、とうもろこし

ほうれん草、生野菜、

麺類、フランスパン

ナッツ、ガム、など

何でもしっかり噛めますか?

 

 

生きる上で重要なのは、

食べ物から栄養を摂ることです。

 

その時に必要なのが、

お口の機能です。

 

を開けて食べ物を入れ、

で噛み切り、噛み砕き

に食べ物を含み、

転がしてまとめ、

口唇を閉じて、

飲み込みます。

 

毎日、何気なく行っている行為ですが、

赤ちゃんの頃から

お口の機能を発達させ、維持し

老化とともに機能が低下していく間に、

栄養を摂取すること以外にも

口腔機能保つことは

生活の質高める上でも

非常に重要です。

 

理想的な口腔機能を得るポイントは、

子どもの頃から習慣

大きなカギを握っています。

 

 

赤ちゃんが哺乳することから

成長が始まるように、

口腔機能の発達始まっています。

 

子どもが一人でイスに座り、

一人で食べられるような年齢になった時も

子どもの体は、栄養以外の

食べる行動を通して、

アゴ顔面成長が行われ、

歯並び気道の広さも作り出され、

それらは睡眠の深さにまで影響を与えます。

 

 

つまり、

幼少期に、

正しく食べる行動が身に付けば、

それが繰り返された先で

理想的顎骨成長が得られやすく、

逆に、

誤った習慣が身に付けば、

望ましくない状態招きやすくなります。

たとえば、

  • 歯並びがガタガタしている
  • 口がポカンと開いている
  • 鼻がよく詰まっている
  • 口呼吸する
  • 食事中にペチャクチャ音を立てる
  • 発音が不明瞭で聞き取りづらい
  • 猫背である
  • 睡眠中にいびきをかく

など、

子どもが小中高生くらいに成長して初めて

誤った習慣の「結果」に

大人が気が付きます。

 

これらの「結果」を招かないために、

幼児期

口腔機能を適切に発達させることが、

学童期以降に長く続く

子どもの人生の質高めるために

非常に重要です。

 

 

14歳までの子どもの時期に、

十分に口腔機能が発育しないことを

口腔機能発育不全症

と言い、

上記のような症状が見られます。

 

口腔機能不全」とは、

食べ物を噛んだり飲み込んだりする時に使う

口周りの筋肉が正しく機能せず

食事発話が上手にできない状態です。

 

そのまま放置すると、

子どもの将来に大きな影響を与えてしまうため、

2018年度から、

小児(15歳未満)に対して

口腔機能育成に関する指導

保険診療として

歯科受けられることになりました。

口腔機能発達不全症は、

早期に

トレーニング治療に取り組むことで

改善、解消できます。

 

早く気づくこと

ポイントです!

 

 

適切な口腔筋機能療法などの治療を通して、

  • 歯並びがキレイになる
  • 何でもよく噛めるようになる
  • こぼさず音を立てずに食べるようになる
  • 鼻呼吸で健康的な体になる
  • ぐっすり眠れるようになる

などの結果を得られます。

 

あなたの周りの子どもや、

あなた自身にも思い当たる点があれば、

まず自己チェックをしてみてください。

 

自己チェックリスト / Self-Check Sheet

 

該当項目がある場合には、

ぜひ専門家に相談してみてくださいね。

 

保険診療での費用は全国均一ですが、

対応は歯科医院ごとに異なると思われますので、

まずはお問い合わせをお願いします。

 

(参考資料)

口腔機能発達不全症に関する基本的な考え方
(2018 年 3月 日本歯科医学会)

http://www.jads.jp/basic/pdf/document_03.pdf

 

小児の口腔機能発達評価マニュアル
日本歯科医学会
2018年3月1日発行

http://www.jads.jp/date/20180301manual.pdf

 

 

明日も、あなたが

笑顔でいられますように♪

 

 

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